私は、高松営業所で営業を担当しています。
営業の仕事を簡単に説明すると、取引先を訪れて、商品を扱っていただく交渉や、ご要望を伺ってさまざまな提案を行うことです。
私は元々、自社製品を販売する営業に魅力を感じて当社に入社しました。しかし、四国エリアの営業は、自社製品の物置に加えて、門扉やカーポートなど、他メーカーのエクステリア製品を扱う機会も多いです。そのため、実際には様々な商品の勉強をする必要があります。
営業活動では、カタログ、企画書、提案書など、様々な資料を準備した上で得意先を訪問します。営業で大事なのは、何よりもお客様に当社のことを覚えてもらい、信頼関係を築くことです。営業担当者は多くの企業を担当しています。最近注文をいただいたお客様、しばらく連絡がないお客様など、訪問先の状況に合わせた対応をします。
お客様に何かあったときには、当社を真っ先に思い出してもらう。そのために、私たちはお客様と密につながっておくことが重要です。
私がいつも心掛けているのは、お客様の要望に対して「できる」「できない」という回答をするだけでなく、より適切な案を出すことです。重要なのは、お客様の意図をくみ取り、お客様が期待する以上の、価値のある提案を行うこと。私はそう考えています。
もしお客様の要望に応えることができない場合は、なぜできないのかをきちんと説明した上で、例えば、サイズを変えるとできる、別の商品を選べばできる、というように、他の可能性を探ります。
お客様の要望に応えることができる場合でも、より使いやすくなる他の方法がないかを考えます。お客様の問いを掘り下げて考え、しっかりと答えるようにしています。
そのためには、タクボ製品の知識はもとより、住宅周りのエクステリア全般の知識を身に付けておくことが欠かせません。既存の商品でお客様の要望を満たせないなら、当社内の建築士と連携して図面を作成し、基礎工事から担うこともあります。私は、ただ商品を紹介するだけでなく、「最適な提案」をすることを意識しています。
営業職は、新しいことや考えるべきことが毎日出てきますので、日々勉強です。
販売店に商品を置かせていただくと、商品が売れた数はもちろん、カタログの減り具合にも着目します。どのようなタイプのカタログがお客様の興味を引くのか、なぜ最終的にその商品が売れたのか、あるいは売れなかったのか、などなど、分析的思考が欠かせません。
このように情報をもとに考える力は、他分野にも活かせるスキルになると思います。
営業の仕事は、自社の主要な商品の知識をはじめ、他社の商品や市場の動向、人間関係など、いろいろなことを学び続ける、やりがいのある仕事だと私は感じています。